こんにちは、やまとーヤクルトの染川です。
「育児休暇」と聞いて皆さんはどう思いますか?
2024年7月、厚生労働省が実施した「育児休業取得率調査」の結果、男性の育児休業取得率は過去最高。加えて、近年の若年層(18歳~25歳)における育児休業等取得に対する意識は確実に高まっており、男性の育児休業取得意向は84.3%にのぼるそうです。(厚生労働省_イクメンプロジェクト推進委員会調べ)
とはいえ、まだまだ国際的には低水準な状況で、職場が育休取得できる雰囲気でないなどの課題もあるようです。
そんな中、社内きってのイクメン代表・小沼社員が、社内で育児休暇を取得した話や復帰後に未経験分野で奮闘している話についてインビューに答えてくれました。
本記事は、前後編にわたる社員インタビューシリーズです。前回は仕事に対する価値観の変化や働く上で大切にしていることなどを語ってくれた小沼社員でした。
▼前編を読んでみる
【前編】ヤクルト★社員インタビュー「転職で見つけた新たな仕事の価値感」
「男性の育児休暇」をとってみて実際どうだったのか?
リアルな体験談は、将来的に“家庭と仕事の両立を叶えたい”と考えている若い世代に参考になりそうです。
記事の終わりでは、当社のキャリアアップ支援についてご紹介しています。どうぞ最後までご覧ください!
社内で男性初!育児休暇へ
第一子が生まれ、小沼社員が育児休暇に入ったのはお子さんが月齢6か月に差し掛かった頃。上司からの後押しがあって決心したといいます。奥さまの妊娠が分かった時点では、育児休暇のことはまったく頭になかったそうで…
正直、育児休暇は女性に認められた特権というイメージでいました。ですので、まさか自分がその制度を利用するとは思っていなかったです。
妻が無事出産して、実際に我が子を抱いた時は何というか言葉にならない感動がありました。3ヶ月ぐらいになると目が合って笑ってくれたりして、だんだんと父親としての自覚が芽生えたような気がします。
と同時に、育児とは肉体的にも精神的にも大変だと感じていました。出産前は共働きで外へ出ていた妻ですが、妊娠後期のタイミングで仕事から離れて育児に専念してくれていました。初めての出産を経て自身の体調が不安定な中赤ちゃんの世話をし、外で働く私のフォローもしてくれている妻の様子を見て、相当な負担だと心配していました。
ちょうどそんなタイミングで働き方改革を推進していた総務部から「育児休暇」の提案があったんです。育休取得資格がある自覚がなかったので、降ってわいたような感覚でしたが、正直ありがたかったです。部署の上司に相談したところ、最初は少し戸惑っていたようですが育児休暇取得を実現するために他社員とも連携して色々と調整してくれました。そういった経緯で、社内では男性初の育児休暇取得者となったわけです。
育休中は出来ることを分担し、意識して“育児”をするようにしました。買い出し、洗濯、おむつ替え、ミルク等…。一通りのことは出来たと思います。夜は私がミルクを作って夜中の授乳を担当しました。腕にちょんちょんと垂らしてみて、熱すぎないか温度をチェックするなどの育児スキルもマスターしました(笑)。
私が育児に参加することで、妻自身の時間が持てたり、睡眠の時間確保が出来たりと良いことだらけだと心から喜んでくれました。
赤ちゃんの変化は目まぐるしく、毎日が新鮮でした。離乳食でお気に入りの味を見つけられた時の興奮や私の作ったカレーを美味しそうに食べる妻の顔など、夫婦そろって慌ただしくも貴重な時間を共有できたことは何より幸せだと感じています。
復帰後の抜擢と奮闘
約3か月の休暇を終え、職場復帰した小沼社員に課せられたのは新たなミッションでした。社内で働き方改革同様積極的に取組まれていた社内DXの推進担当者として部署内で抜擢されたのです。
※社内DX:システムインフラの再構築やデジタルツールの活用によって、業務プロセスやビジネスモデルなどの構造的な変革を行い、労働効率や組織体制を変革していくこと。
現在の課題を洗い出し、社内DX導入によってどう解決できるのかを具体的に詰めていくことが必要でした。これまではベストと考えられた業務プロセスにも、「他に効率のよいやり方はないのか?」とクリティカルに見つめ直すことを意識し、現場の声を丁寧に拾い上げながら使い勝手の良い環境を目指しました。
復帰後に取り組んだ一例として、宅配営業部で使用している帳票類の電子化と共有があります。具体的には、広範囲エリアに在籍する複数人担当者による情報収集・管理方法の見直しと改善です。
これまでは各自が手書きで各帳票に記入し、それを本部に送り、本部担当者が1件ずつ集計表に反映させていました。アクセス出来る端末台数に限りがあったため、情報共有にタイムラグが生じ、迅速な状況把握や対応策の検討が後手に回っているという状況でした。
そこで、担当者が情報を直接入力すれば反映される共有集計表を設計し、各拠点で常時閲覧できるモニターの設置を行いました。これにより、情報更新に掛かる時間と人員の削減が叶い、スピーディな共有とタイムリーな対策検討が出来るようになりました。
その他、営業部スタッフが必要な情報を迅速に見つけ取得出来るよう“チャットボット機能”を取入れたりと、色々と試行錯誤しながら奮闘しています。
業務の効率化や負担軽減によって、これまで確保出来なかった時間や労力を捻出し、新たなアイデア創出や競争力を高めることに寄与出来ればと考えています。
新たな知識や技術を学ぶことは大変ですが、私にとってはまたとない成長のチャンスですし、多角的に物事を分析することや現場の動きを把握すること、また人には丁寧に向き合い続けるといったこれまでの業務で培ってきたことが今の仕事に活かせていると実感出来て楽しいです。
山口県東部ヤクルト販売のキャリアアップ支援
当社では、様々な研修機会を設けて人材育成に積極的に取り組んでいます。また、個々の特性に合った場面で活躍していただけるよう能力開発にも力を入れています。
〇 ヤクルトグループの研修
ヤクルト本社が提供する豊富な研修メニューをフル活用。
- 新入社員研修
全国のヤクルトグループの新入社員が受講する研修で、企業理念からビジネスマナーや話し方の基本まで社会人に必要な事項を学びます。 - キャリア別、職種別研修
商品研修、コーチング、マネジメントなど、新入社員や若手社員だけに限らず中堅社員、幹部候補社員も仕事に直結するスキルや知識を学ぶ機会を提供しています。
〇 外部研修
プレゼンテーション力強化、人材育成、接遇、DX・デジタル化推進など幅広いテーマのスキルや知識を学べます。
〇 通信教育
自己啓発の機会として通信教育の機会も提供されます。受講促進策として業務に関係する推奨テーマを修了した社員へは受講料全額会社負担+社内商品券贈呈の推進策が設けられています。
当社がこれら豊富な研修機会を提供するのは、人材育成を重視しているからです。従業員は集中して必要な知識を体系的に学べるだけでなく研修生同士の“横のつながり”を持つことが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
イクメンぶりをたっぷりと聞かせてくれた小沼社員ですが、これからもご家族に寄り添いながら子育てを楽しんで欲しいですね♪
男性が育児休暇を取ることは特別なことではなく、ごく自然に行使出来る当たり前の権利であるという価値観は徐々に浸透していくでしょう。
山口県東部ヤクルトでは、柔軟に価値観を変化させつつ、従業員が自分で考え選択していける環境を目指しています!
ワークライフバランスとキャリアアップの両方を叶えて人生をもっと豊かに!山口県東部ヤクルトは、共に成長していける未来の担い手をお待ちしています!!
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