こんにちは、やまとーヤクルト広報・染川です。
現代社会において、仕事と家庭の両立は多くの人にとって重要なテーマとなっています。男女共同参画の意識が高まる中、企業は多様な働き方を柔軟に受入れ、サポートする姿勢が求められているのではないでしょうか。 全ての社員が家庭と仕事を両立しながらキャリアアップを図れる ー 当社もそんな職場を目指しています!
今回の社員インタビューシリーズは、当社で初めて育児休暇を取得した男性社員です。1児のパパでもある小沼社員は、仕事と家庭の両立を見事に果たし、現在も社内のDX推進分野で活躍中しています。
[前編] 仕事に対する価値観の変化や働く上で大切にしていること
[後編] 男性の育児休暇取得と復帰後の活躍
に分けて、たっぷりとお届けします。これから社会人になる学生・Z世代の方や20〜30代・Y世代の方には特に関心を持って読んでいただける内容となっていると思いますので、どうぞ最後までご覧ください。
「仕事の価値観」を模索した20代
東京から山口県へ移住し、山口県東部ヤクルト販売株式会社に中途採用で入社した小沼社員。
20代は自身の働き方や仕事に対する考えを模索する時期だったそう。より良い条件の企業を求めての転職ではなく、自分のスキルや経験を見直し、どのような職種や職場環境が自分に合っているのかを追求して活動してきた経験を語ってくれました。
希望の職業に就職
大学進学と同時に上京しました。専攻していた映像系企業を中心に就職活動して希望通り制作会社に新卒入社となりました。
やりたかった業種・職種での社会人スタートで、やる気と気合いがパンパン状態で残業や昼夜問わずの働き方が常態化しているのに気づかないほど仕事にのめり込んでいました。そういった働き方を続けているうち業界や現実社会の厳しさに触れ、今の仕事が自分にとってベストなのかを考えるようになりました。
憧れの業界で好きな仕事だったので、辞める時にはかなり葛藤しました。
それでも冷静に自己分析を繰り返していき、自分にとって働く上でのキーワードは「安定」と「自己成長」だと導きだすことが出来ました。前職の世界で生き残るためには多くのものを犠牲にしなければいけない、自分にはそこで働くことと同じくらい大切にしたいことがあると離れてみて気づいたのです。
それから色々な企業や職種を検討した結果、就いたのが福祉関係の職場でした。障害を持った方たちの就労支援で、状況や能力に応じて就労先をマッチングするのが主な仕事内容です。かなり大きな方向転換でしたが、前職の働き方と仕事に対する自身の考え方を見直したことが大きいです。
転職によって変化した仕事の価値観
自分にとってのキーワード、「安定」と「自己成長」について。
昔から一つのことをじっくり追求するのが好きで、その過程で知識を得たり技術が身についた時は成長を実感し、何とも言えない充実感を得ることが出来ます。
厳しくはりつめた世界線でなくても、取組む対象が違っても、それは手に入れられると考え、それまで目を向けていなかった分野にも視野を広げました。
「安定」については、自己分析で徹底的に自分を見つめ直した結果導き出された軸です。私は元々、誰かを喜ばせることや役に立つことに幸せを感じるタイプでした。結婚後、その対象は他ならない“家族”と考えるようになり、家族を幸せにするためにも、自身のキャリアを着実に積みながら成長し続けることが必要で、そのためには安定した会社や雇用環境が大切だと考えました。
大切な気づきを得るきっかけに
新しい職場での経験を通じて、自分でも気づかなかった能力や気持ちが発掘されることがあります。私自身も転職先でそれまでとは異なる視点で仕事に取り組み、自分にとって新たな気づきを得る体験をしました。
就労支援の職場では複数の方を受け持っていました。それぞれ違う状況での調整力が求められます。コミュニケーション能力や交渉力が鍛えられたのはもちろんですが、仕事を通して1つの事実に対して多角的に分析することが重要だと気づかされました。
例えば、一人の相談者がいたとすると、ハンディキャップで“出来ないこと”にフォーカスしがちですが、その相談者に向き合いしっかりと対話することを心掛け、相手の違った良さを見つけたり引き出すことに注力していました。それが好転して良い結果になった時には本当に嬉しく感じました。
新たな可能性や変わるきっかけを与えられる仕事だと誇りに思い、人と密に関わる仕事で新たなやりがいを見つけることが出来ました。
新たなキャリアへの挑戦
やむ得ない事情があり、東京を離れて奥さんの実家・山口県岩国市に移り住むことになりました。計画的な移住ではなく、新天地で職を探す不安もありましたが、じっくり腰を据えてとにかく前向きに取り組むことにしました。
ライフステージの変化を見据えた転職活動
30歳前後の年代は、男女に限らず人生の大きなイベントが起こりやすい年代だと思うんです。転職活動するにあたって、将来について家庭内でしっかり話し合う必要があると考えました。意識したのは、自分ひとりの視点だけで決めないこと。パートナーの意見も尊重することを心掛けて将来設計を進めていきました。
その結果、就職条件として譲れない条件をかなり具体的に絞込むことが出来ました。
- 安定した収入:求人票の数字だけでなく会社業績や業界も含めて企業評価する。
- 勤務地:30~60分の通勤圏内であること。
- 仕事と家庭の両立:自分や家族で過ごす時間を大切にしたい。
- 自己成長:仕事を通じてスキルアップし、やりがいを感じられる。
- 長期的なキャリア形成:キャリアパスが示せる会社であること。
前職で身につけた能力を活かしたい
磨いてきたスキルが活かせる業種や職種に就きたいと考えていたので、最初は就労支援やカウンセリングなど、前職と親和性のある仕事を中心に探しました。
求職活動をしている中、岩国のハローワークで偶然見つけたのがヤクルトの総合職求人でした。「“健康で楽しい生活づくり”の提案で社会に貢献する」という企業理念にビビっと来たというか…。自分のそれまでやってきたことや想いに通じると感じました。
『地域のお宅へ訪問して対話しながら、お一人おひとりに合ったヤクルト商品をお届けするための営業活動をする。』
『ヤクルトレディと向き合い、彼女たちが抱えている課題を一緒に解決したり安全・安心かつ潤滑なお届けを実現するために裏方としてサポートする。』
まさに、これまで培ってきたキャリアやスキルを活かせる職場だと感じました。先に挙げていた条件も全てクリアしていたので迷わず入社を決めました。
新たなキャリアの始まり
山口県東部ヤクルトに入社し、新たなキャリアをスタートさせた小沼社員。
配属された宅配営業部の仕事について、入社前のイメージとのギャップはほとんどなかったと言います。
宅配営業部へ配属
入社して最初の2〜3か月はヤクルトレディの業務フォローと並行してお客さまへヤクルト商品のお届け業務をしていました。その後、未開拓地域や新規のお宅訪問をしながらヤクルト商品のサンプル配布や新商品のご案内活動にウェイトを置くようになりました。こうした新たなお客さまづくりは営業社員の重要な仕事のひとつです。部署全体で集中して実施する時期を決めているので、チーム施策と目標を定めて計画的に取組みます。
部門での仕事を把握し、年間業務の流れを2年ほど経験した後、センター(※)運営と管理業務(売上げ数字・施策推進・採用・人材育成等)で本格的なマネージメント業務を担うようになりました。
※センターとは、地域に設置されたヤクルトレディが集う「ヤクルトのお届け拠点」のこと。
スキルアップとやりがいを実感
ヤクルトレディが毎週決まった時間にお客さまをお伺いしてヤクルト商品をお渡しする、ほんの短い時間にも何気ない会話のやり取りがあります。ともすると、変わり映えのないルーティン業務と捉えられがちですが、そうした積み重ねがお客さまの信頼に繋がり、担当ヤクルトレディとの関係値を高めていきます。
私の役割は、ヤクルトレディがそうした経験を経て成長する過程で適切なバックアップをすることです。彼女たちの働き方や仕事に対する考え方は様々で、必要な情報や対応も違ってきます。
そこで、それまで培ってきた事を駆使して取り組んだ結果、目標売上や指標達成に結びつくことが出来ました。その都度、自身のスキルアップを実感出来ることは大きなやりがいに繋がります。最終的に、自分が管轄する地域の中で一人でも多くの方がヤクルトを手に取って、“ 健康で楽しい生活 ”を送ることに繋がると思うと自分の仕事に誇りを持つことが出来ました。
▼後編をよむ
【後編】ヤクルト★社員インタビュー「家庭と仕事の両立でキャリアアップ」
山口県東部ヤクルト販売の取り組み
小沼社員が「転職の条件」に安定した収入と自己成長とありました。ここでは、山口県東部ヤクルトが取り組んできた取り組み『労働条件の改善』や『各種研修制度』の一部をご紹介します。
労働条件の改善
社会情勢の変化にあわせて、当社でも従業員の賃金アップなどの取り組みを行ってきました。
2022年度から2024年度までの3年連続で定期昇給に加えて特別ベースアップを実施しています。また、定期昇給や賞与の基準改善など従業員が長く会社に貢献することを期待した制度に見直されました。
各種研修制度
〇 ヤクルトグループの研修
当社はヤクルトグループの一員ですのでヤクルト本社が提供する豊富な研修が提供されています。
- 新入社員研修
全国のヤクルトグループの新入社員が受講する研修で、企業理念からビジネスマナーや話し方の基本まで社会人に必要な事項を学びます。 - キャリア別、職種別研修
商品研修、コーチング、マネジメントなど、新入社員や若手社員だけに限らず中堅社員、幹部候補社員も仕事に直結するスキルや知識を学ぶ機会を提供しています。
〇 外部研修
プレゼンテーション力強化、人材育成、接遇、DX・デジタル化推進など幅広いテーマのスキルや知識を学べます。
〇 通信教育
自己啓発の機会として通信教育の機会も提供されます。受講促進策として業務に関係する推奨テーマを修了した社員へは受講料全額会社負担+社内商品券贈呈の推進策が設けられています。
当社がこれら豊富な研修機会を提供するのは、人材育成を重視しているからです。従業員は集中して必要な知識を体系的に学べるだけでなく研修生同士の“横のつながり”を持つことが出来き、研修後の業務に大いに活かされます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
小沼社員が折に触れて振り返りや分析を行ってきたことが良く分かりました。
転職が2回、3回と重なると、良くない印象を与えることもあるでしょう。それでも、退職理由や志望動機、活かせるスキルが明確であれば「現職の見直し」はあなたにとってチャンスであり「転職」へのポジティブな行動と評価されるはずです!
小沼社員をはじめ、山口県東部ヤクルトには多様な従業員が集まっています。ぜひ、他の社員インタビューも覗いてみてください♪
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