こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
あたたかくなった…と言うよりは、暑い。と感じる日も増えてきましたね。
これからの時期、特に暑さ、ストレス、過労は自律神経に大きな負担をかけ、それが「脳のオーバーヒート」を引き起こす可能性があります。
私たちの脳は、驚くほど複雑で精巧な機構を持つ一方で、日々の生活環境や生活習慣によっては、その機能が低下することがあります。
今回は、脳疲労の原因や予防と対策、脳疲労の予防におすすめな食材を使ったレシピをご紹介したいと思います。
自律神経とは
自律神経は、私たちの体の「自動操縦システム」のようなものです。
自律神経は、心拍数の調整や消化活動、呼吸など、私たちが意識しなくても自動的に行われる体の機能を制御しています。
自律神経は大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」の2つの部分から成り立っています。これらは車でいうと、アクセルとブレーキのような役割をしています。
交感神経は、体を活動状態にするための「アクセル」のようなものです。
緊張や興奮したときに働き、心拍数を上げたり、血圧を上げたりします。
たとえば、サッカーの試合でゴールを狙うときや、プレゼンテーションの前など、体を活動的にする必要があるときに交感神経が働きます。
一方、副交感神経は、「ブレーキ」のような役割をしています。
リラックスしたり、休息したりするときに働き、心拍数を下げたり、血圧を下げたりします。
たとえば、ゆっくりとした音楽を聴いているときや、深呼吸をしてリラックスしているときなど、体を落ち着かせる必要があるときに副交感神経が働きます。
このように、自律神経は私たちの体の「アクセル」と「ブレーキ」を適切に操作し、私たちの体が適切な状態を保つことを助けています。
ですが、ストレスや過労、生活習慣の乱れなどにより、このバランスが崩れると、体調不良や病気を引き起こす可能性があります。そのため、自律神経のバランスを保つことが、健康維持にとって非常に重要なのです。
脳疲労の原因
脳疲労の原因は色々とあります。以下にいくつかの主な原因をあげてみます。
・過労:長時間の労働や勉強、継続的な高い集中力が脳に負担をかけます。
・睡眠不足:十分な睡眠が取れない場合、脳はリフレッシュされず、疲労が蓄積されます。
・ストレス:ストレスが長期間続くと、脳に負担がかかり、疲労感が増します。
・栄養不足:脳が十分に働くためには、適切な栄養が必要です。栄養バランスの崩れは、脳疲労の原因になります。
・運動不足:適度な運動は、脳に酸素を供給し、リフレッシュ効果があります。運動不足は脳の働きに悪影響を与えます。
・デジタルデバイスの過剰使用:パソコンやスマートフォン、タブレット端末、コンピュータやゲーム機などの長時間使用は、目や脳に疲労感を与えます。
アルコールや薬物の影響:アルコールや薬物の摂取は、脳の働きに悪影響を与え、疲労感を増します。
これらの原因が複合的に作用することで、脳疲労はさらに深刻化する可能性があります。
脳が疲労すると
脳が過度に活動し続ける状態、一般的には「脳のオーバーヒート」や「脳疲労」と呼ばれる状態は、脳が過度に疲れたり、ストレスを感じたり、熱を持って働きが悪くなる状態を指します。
これは比喩的な表現で、実際に脳が物理的に過熱しているわけではありません。
この状態になると、以下のような症状が引き起こされることがあります
・集中力の低下:疲れた脳は効率的に働かず、注意力や記憶力が低下します。
・イライラしやすくなる:ストレスや疲労が蓄積されると、感情のコントロールが難しくなり、イライラしやすくなります。
・体全体の疲労感:過労や睡眠不足による脳の疲労が身体全体に影響を与え、疲れやすくなります。
・頭痛・めまい・眼精疲労:ストレスや疲労が脳に影響を与えると、頭痛やめまい、眼精疲労が起こることがあります。
・睡眠障害:脳が過労状態にあると、睡眠の質が低下し、寝つきが悪くなったり、途中で何度も目が覚めることがあります。
・不安感・うつ症状:脳のオーバーヒートは、不安やうつ症状を引き起こすことがあります。
・モチベーションの低下:脳疲労が蓄積されると、やる気や興味が失われることがあります。
・判断力の低下:脳疲労は、判断力や問題解決能力にも影響を与えることがあります。
脳疲労を予防するためには
脳疲労を予防するためには、以下のようなことを取り入れるといいそうです。
・適切な休息:十分な休息を取ることで、脳は疲労を回復し、働きが改善されます。
・良質な睡眠:良質な睡眠を確保することで、脳はリフレッシュされます。一般的に、7時間~9時間の睡眠が推奨されています。
・ストレスの軽減:瞑想、深呼吸、散歩など、リラクゼーションを意識した活動でストレスを緩和します。
・適度な運動:軽い運動やウォーキングは、脳に酸素を供給し、リフレッシュ効果があります。
・栄養バランスの良い食事:脳のエネルギー源となる食品を摂取し、栄養バランスを整えましょう。特にオメガ3脂肪酸、ビタミンB群、鉄、亜鉛などが脳の働きを助けます。
・水分補給:適切な水分摂取は脳の働きを維持し、体温を正常に保ちます.
・カフェインの摂取を控える:カフェインは一時的に覚醒効果がありますが、過剰摂取は脳のオーバーヒートを悪化させる可能性があります。
・休憩を取る・脳のリフレッシュを行う:長時間の作業や勉強の合間に短い休憩を取り、脳をリフレッシュさせましょう。
脳疲労予防に!おすすめ簡単レシピ
鮭と野菜のトマトクリームパスタ
材料(2人分)
- 鮭(オメガ3脂肪酸を含む):200g
- スパゲティ:200g
- トマトソース:200g
- クリーム:100ml
- ブロッコリー(ビタミンB群を含む):1個
- ニンジン(ビタミンB群を含む):1本
- ニンニク:2片
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩:適量
- 黒こしょう:適量
作り方
- ブロッコリーとニンジンを食べやすい大きさに切り、茹でておく。
- フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを入れ、香りが出るまで炒める。
- 鮭をフライパンに加え、両面を焼く。
- 鮭が焼けたら、トマトソースとクリームを加え、よく混ぜる。
- 茹でたブロッコリーとニンジンを加え、さらに混ぜる。
- 別の鍋でスパゲティを茹で、ソースとよく絡める。
- 塩と黒こしょうで味を調え、盛り付けたらできあがりです。
まとめ
脳疲労を予防するための生活習慣の改善は、一日一日の小さな積み重ねから始まります。
毎日の生活の中で、少しずつでも良いので、脳疲労予防のための行動を取り入れてみてくださいね。