みなさんこんにちは!やまとーヤクルト下松エリアの吉田です。
春は寒暖差が激しくて、体調を崩される方も多いと思います。私の息子も先日溶連菌にかかり保育園をおやすみしていました。今ではすっかり食欲も体力も回復し、元気に走り回っております♪
気分もすっかりご機嫌です♪
今日は、体調にも影響をもたらすことがある、気持ちのコントロールについてご紹介したいと思います!
普段、仕事やプライベートで物事がうまく運ばない時、あるいはこれまで似たようなことでうまくいかないことが起きるという経験をしたことはありませんか?
(私はよくあります・・・今まではできていたのに、うまくできなくなる。とか・・・)
そのうまくいかなさは、もしかしたら自分の中のある「思考のクセ」によるものかもしれません。
「思考のクセ」とは?
「思考のクセ」とは、私たちが物事を考える際に無意識に持っている傾向やパターンのことを指します。これらの癖は、ロジカルに考えるつもりでも、実際には偏っていることが多く、私たちが日常的に直面する課題です。
では、なぜ人々には思考の癖があるのでしょうか?それは、私たちの脳が数万年前の狩猟採集時代から進化していないためです。以下に、具体的な思考の癖の例とその背後にある理由をいくつか紹介します。
「0か100かの白黒思考」
物事を極端に二分化する傾向を指します。この考え方では、中間的な選択肢やグレーゾーンが排除され、あることは完全に肯定的であり、別のことは完全に否定的であるとされます。
例えば、次のような場合が考えられます
- 成功か失敗か
何かを成し遂げた場合、それは成功とみなされ、そうでなければ失敗とみなされます。中間的な結果は考慮されません。
- 善か悪か
行動や選択肢は善か悪かのどちらかに分類されます。複雑な倫理的な問題は排除されます。
このような白黒思考は、状況によっては問題を単純化することができる一方で、現実の複雑さを無視してしまうこともあります。バランスを保ちつつ、柔軟な思考を持つことが大切ですね。
「過度の一般化」
特定の事象やグループについて、単純化された規則やステレオタイプを適用することを指します。この思考パターンでは、個々の違いや複雑さを無視して、広範な範囲に同じルールを適用しようとします。
以下に、過度の一般化の例をいくつか示します
・人々の行動
「若者はみんな怠け者だ」というような一般的なステレオタイプは、個々の人々の違いを無視しています。実際には、若者にもさまざまな価値観や行動があります。
・文化や国
「日本人はみんな礼儀正しい」という一般化は、日本人全員が同じように振る舞うわけではありません。文化や国には多様性があります。
・職業や業界
「ITエンジニアはみんな社交的でない」というステレオタイプは、実際にはさまざまな性格やコミュニケーションスタイルを持つ人々がいます。
過度の一般化は、誤解や偏見を生み出す可能性があります。個々の状況や人々を理解するためには、柔軟な思考と個別の観察が必要です。
「心のフィルター」
私たちが情報を受け取る際にかけるフィルターのことを指します。ネガティブな色眼鏡をかけえて世界の全てを見てしまう。ポジティブな側面で捉えることが難しい…など。
「思考のクセ」は悪ではない
完全主義やネガティブな感情を引き起こしやすい「思考のクセ」をいくつかご紹介しました。1つだけ当てはまる、という人もいれば、複数当てはまるという人もいると思います。
こうした思考のクセと向き合う上で大切なのは、『こんな風に思わないようにしよう』と否定したり、無理やりなくそうとしないことです。
こういった思考のクセは誰の中にもあるものですし、それ自体が悪いものではありません。思考のクセの存在があることで、自分自身を成長させてくれるものになることもあります。
いろいろな思考のクセを認識し、客観的に物事を考えることで、より良い判断を下すことができるかもしれませんね。