こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
11月に入り、お天気のせいか、暖かい服装をしていても「体の冷え」を感じていませんか?
今回は「体の冷え」の原因やそれに伴う体調不良、冷え対策などをご紹介したいと思います。
体が冷える原因
体が冷える原因は複雑で、環境要因や生活習慣や身体的な特性などがあります。
主な原因は
・寒冷な環境: 冷房や寒冷地域での生活が体温を下げる一因となります。
・血行不良: 血液が十分に循環しないことが、体温調節を妨げる原因となります。
・不適切な服装: 適切でない服装が寒冷感を増し、体温の低下を招きます。
・冷たい食べ物・飲み物: 過度な冷たい飲食物の摂取が体温を下げる要因となります。
・運動不足: 適度な運動がないと、体温の維持が難しくなります。
などです。
冷えからくる体調不良も
体の冷えが長期間続くと、さまざまな健康問題が引き起こされる可能性があります。
冷えによる体調不良の主な症状と影響は
・冷え性: 手足の冷たさや冷えやすさが続く。
・免疫力低下: 長期的な冷えが免疫機能を低下させ、風邪や他の感染症にかかりやすくなる。
・筋肉痛やこわばり: 血行不良により、筋肉がこわばりやすくなる。
・生理不順: 女性の場合、冷えが生理不順や痛みの原因となることがあります。
これらを放置すると、より深刻な問題に発展する可能性がありますので、早めの対策が重要です。
冷えの改善について
冷えを改善するためには、生活習慣や食事、運動の見直しが必要です。
冷え改善の具体的な方法は
・適切な服装: 寒冷な環境では暖かい服装が必要。特に手足や頭部を重点的に保温することが重要です。
・温かい飲食物の摂取: 温かい飲み物や食べ物は体温を保つ助けになります。
・適度な運動: 血行促進のために定期的な運動が必要。特に有酸素運動が効果的です。
・温浴: お風呂や温泉で体を温めることで血行が促進されます。
など。
自律神経と冷えは関係あるの?
自律神経は、体内の機能を自動的かつ無意識に調整する重要な役割を持っています。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの要素から構成されています。
交感神経は、通常「興奮やストレスのとき」に作動して、身体を高い状態に備えさせます。これは「戦闘または逃走」モードとも呼ばれ、心拍数や血圧が上がり、エネルギーを放出します。
一方、副交感神経は、「リラックスや安静のとき」に作動して、身体をリラックスさせ、エネルギーを保存しやすい状態に調整します。これは「安静および消化」モードと呼ばれ、心拍数や血圧が下がり、消化や修復のプロセスが優先されます。
簡単に言うと、交感神経はエネルギーを奮い立たせて身体を活発にする役割を果たし、副交感神経はリラックスしてエネルギーを保存する役割を担っています。
これらの神経系のバランスが崩れると、体温調節にも影響を与える可能性があります。
自律神経と冷えの関係
・交感神経の優位: ストレスや緊張が続くと、交感神経が優位になります。これにより血管が収縮し、血行が悪化するため手足が冷えやすくなります。
・ストレスと冷え: 長期的なストレスは交感神経を刺激し、これが冷えの原因となることがあります。ストレスが続くと体は防御反応としてエネルギーを保存し、血液の循環を制限します。
自律神経を整える方法と冷え改善
・深呼吸や瞑想: 深くゆっくりとした呼吸や瞑想は、副交感神経を刺激してリラックスを促進し、交感神経の過剰な活動を抑制します。
・適切な休息: 睡眠不足や不規則な睡眠は交感神経を刺激し、冷えを引き起こす可能性があります。十分な睡眠を確保することが大切です。
・運動: 適度な有酸素運動は、血行を改善し、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。ただし、過度な運動は逆効果となり注意が必要です。
自律神経のバランスが整うことで、体温の調節がスムーズになり、冷えの改善が期待できます。ただし、継続的なストレスや不安を感じる場合は、専門家の助言を得ることも重要です。
体が冷えた時は?
急な体の冷えに対処するための緊急な対策や、冷えを予防するための日常的なケアについて紹介します。
急な体の冷えに対する緊急対策
・温かい飲み物の摂取: 温かい飲み物は急な体の冷えに対処する際に効果的です。ハーブティーや温かいスープが適しています。
・暖房器具の利用: 急激な寒冷感を感じた場合、暖房器具や電気毛布を使用して体を温めることが重要です。
・運動: 軽い運動を行うことで血行が促進され、体温が上がります。ジャンプや腕立て伏せなど、簡単なエクササイズでも効果があります。
冷えを予防するための日常的なケア
・適切な服装: 寒冷な環境では、重ね着や防寒具を利用して体を適切に保温しましょう。特に首、手足、頭部の対策が重要です。
・温水シャワー: 温水シャワーを浴びることで体を温め、血行が促進されます。
・温浴: お風呂や温泉で体を温めることで、冷えを和らげることができます。特に入浴後は十分に暖かい服で体を包みましょう。
・適度な運動: 定期的な運動は体温を維持し、血行を良くするのに役立ちます。屋内での軽いストレッチや散歩も効果的です。
・保湿: 乾燥した肌は冷えを感じやすくなります。適切な保湿ケアを行い、肌を健康な状態に保ちましょう。
急な冷え対策と日常的なケアの組み合わせで体温の維持や血行促進が可能です。特に寒冷な季節や寒冷地域では、これらの対策を積極的に取り入れることが重要です。
冷え改善にツボ押し
東洋医学では特定のツボを優しく刺激することで、冷えの緩和が期待されています。どなたでもできる、冷え改善に役立つツボ押しをご紹介します。
冷え改善に効果的なツボ
・足三里(あしさんり): 膝の上約4指分、脛骨の外側にあるツボ。体力の向上や免疫力向上に寄与するとされています。
・三陰交(さんいんこう): 足の内くるぶしの骨とアキレス腱の間、少し上側にあるツボ。生理不順や冷え性に効果があるとされます。
・太渓(たいけい): 足の親指の付け根、指の骨と足首の骨の間にあるツボ。冷え性や生理痛の緩和に効果があるとされます。
・陽陵泉(ようりょうせん): 足の指の付け根、第2・3指の間にあるツボ。寒さによる冷えやめまいの改善に効果があるとされています。
冷え改善に効果的なツボ押しの方法
・指圧: 指先を使って特定のツボを押さえ、徐々に力を加えながら円を描くようにマッサージします。一定の圧を保ちつつ、痛みがない範囲で行います。
・揉む: ツボを指でつまんで揉むようにすることで、ツボに刺激を与えます。揉む際は力を入れすぎず、痛みを感じない程度で行います。
・刺激時間: 各ツボに対して、数分間程度の刺激が効果的です。毎日継続して行うことで効果が期待できます。
ツボ押しは個人差があるため、自分に合った力加減や方法を見つけることが重要です。ただし、妊娠中や特定の健康状態がある場合は、事前に専門家に相談することをお勧めします。