こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝晩は涼しく…すでに寒くて薄手の毛布で寝ている寒がりの私です。毎年この時期になると「なんとなく不調」になります。
カゼでもひいたかなぁ~と思っていた時に「寒暖差疲労」という言葉を聞き、調べてみたら色々と私の症状にあてはまっていて『まさにコレ!』と思いました。
この記事が「なんとなく不調」を感じられている方のお役に立てれば、幸いです。
寒暖差疲労とは
寒暖差疲労とは、気温の急激な変化によって引き起こされる疲労感や、体調不良のことを指します。
寒暖差疲労の症状
寒暖差疲労は気温や湿度の急激な変化によって引き起こされ、さまざまな身体的な症状が現れることがあります。一般的な症状には以下のようなものがあります。
1. 疲労感
急激な気温の変化に適応するために体がエネルギーを消費し、疲労感が生じます。特に気温が上下する季節に疲れやすくなります。
2. 頭痛
気温の変化が血管に影響を与え、頭痛が生じることがあります。特に寒暖差の激しい日に注意が必要です。
3. 鼻づまりや喉の痛み
寒暖差によって免疫系が弱まり、風邪やアレルギー症状が悪化することがあります。
4. 筋肉痛
体温の変化に対応するために筋肉が緊張し、筋肉痛が起こることがあります。
5. 睡眠障害
気温の変化によって眠りが浅くなり、睡眠障害が生じることがあります。
寒暖差疲労の原因
寒暖差疲労の主な原因は以下のようなものがあります。
1. 自律神経の乱れ
急激な気温変化は、自律神経に影響を与え、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることがあります。これが体調不良の要因となります。
2. 免疫系の弱化
気温の変化に適応するために免疫系が活発に働きます。免疫細胞の消耗が生じることがあり、風邪やアレルギーの悪化につながります。
3. 血管収縮
寒冷な環境では血管が収縮し、血流が悪化します。これが頭痛や筋肉痛の原因となります。
4.睡眠の質の低下
気温の急激な変化や寒冷な環境での寝具の不快さにより、睡眠の質が低下することがあります。質の低い睡眠は、疲労感を増加させる一因となります。
5.身体へのストレス
寒冷な環境では、身体が温かさを維持しようとエネルギーを消費します。この過程で身体へのストレスがかかり、疲れやだるさを感じることがあります。
6.風邪や感染症
寒冷な環境では免疫機能が低下しやすくなり、風邪や感染症にかかりやすくなります。これにより、体調不良が引き起こされ、疲労が生じる可能性があります。
7.日光不足
冬季や寒冷な気候では、日照時間が減少し、日光不足に陥りやすいです。日光不足はビタミンD不足を引き起こし、疲労感を増加させる可能性があります。
自律神経との関係
寒暖差疲労は、自律神経のバランスの乱れが関与しています。では、自律神経は私たちの体でどのような働きをしているのでしょうか?
自律神経は、私たちの体内で無意識的にさまざまな重要な機能を調節する役割を果たす神経システムです。これをわかりやすく説明します。
自律神経は、あたかも体内の「自動調整システム」のようなものです。このシステムは、以下の2つの主要な部分で構成されています。
- 交感神経(「戦うか逃げるか」モード)
- これは体を活発にし、エネルギーを供給します。
- 心拍数が上がり、血圧が上昇し、筋肉が収縮して体を戦闘や逃走に備えさせます。
- ストレスの状況や興奮時に作動し、エネルギーを消費します。
- 副交感神経(「休息と消化」モード)
- これは体をリラックスさせ、回復させる役割を果たします。
- 心拍数が安定し、消化器官が活発に動き、体のエネルギーを節約します。
- 睡眠や食事のときに活発になり、体をリフレッシュさせます。
自律神経は、日常生活で体温、血圧、消化、呼吸、心拍数、ストレス応答などを調整し、私たちの体が異なる状況に適応できるようにサポートしてくれます。
例えば、急な危険に遭遇したときに交感神経が作動して、私たちを守るために必要なエネルギーを提供します。そして、安全でリラックスした状況では副交感神経が働き、私たちの体を休息モードに切り替えます。
自律神経は私たちの体のバランスを保ち、日常生活で適切に機能するのに欠かせない重要な役割をしてくれているんですね。
寒暖差疲労の予防と対策
寒暖差疲労の予防と対策として、以下のようなものがあります。
1. 適切な服装
気温の変化に対応するために、適切な服装を心掛けましょう。厚着や薄着を防ぎ、季節に合わせた服を選びましょう。
2.適切な室温
室内と屋外の気温差を少なくするために、室温を調整しましょう。暖房や冷房を効果的に利用することが大切です。
室温は季節や個人の好みによって異なりますが、一般的な目安としての設定温度をあげてみます。
- 冬季(寒い季節):
- 居住地域の気温や気候にも依存しますが、通常は20度〜22度程度が快適とされています。しかし、個人の好みにより異なることがあります。寒がりな人は少し高めに設定し、逆に暑がりな人は低めに設定することがあります。
- 夏季(暑い季節):
- 夏季は室温を涼しく保つことが大切です。通常、24度〜26度程度が快適な範囲とされています。ただし、エネルギーコストや環境への影響を考慮して、できるだけ高温設定にして過ごすことが推奨されることもあります。
3. 適度な運動
適度な運動は自律神経を整え、免疫系を強化します。定期的な運動を継続しましょう。
4. 十分な睡眠
質の高い睡眠は体の回復に不可欠です。規則正しい睡眠環境を整えましょう。
5. バランスの取れた食事
栄養豊富な食事を摂ることで免疫力を高め、寒暖差に対抗しやすくなります。
まとめ
寒暖差疲労は急激な気温変化によって引き起こされる体調不良です。予防・対策としてあげた、適切な服装、温暖な環境、適度な運動、十分な睡眠、バランスの取れた食事が重要になります。
これから寒い時期がやってきますが、少しでもご自身の体調の変化に注意し、みなさん元気にお過ごしくださいね!