みなさんこんにちは。
やまとーヤクルトの藤堂です。
8月も終わりに近づき、わが家の小・中学生の子どもたちの夏休みもようやく終わろうとしています。わが家では、小学生の長男が最近行った遊園地で、絶対無理だと拒否する思っていた絶叫系のアトラクションを楽しんで乗っていたことに驚かされました。ちょっとした出来事ですが、良い思い出になりました。
みなさんは、今年の夏は何か良い思い出を作れたでしょうか?
今回は、大人の方にこそお伝えしたい内容ですが、子どもさんの夏休み期間中に崩れてしまった生活習慣を元に戻すのにもピッタリの情報「乳酸菌とビフィズス菌」についてお伝えしたいと思います。
乳酸菌とビフィズス菌のすんでいる場所
『腸内フローラ』という言葉がいろいろな場面で聞かれるようになってきましたが、腸には良い菌(善玉菌)を摂り入れた方が良いのは分かっているけど、ピンとこないと思っている方もいるのではないでしょうか?
乳酸菌とビフィズス菌はその性質上、主にすんでいる場所が決まっています。その性質とは、酸素があるところで生きられるかどうか、です。
私たちが食事を摂る際、食べ物は口から始まり、食道、胃、十二指腸、小腸、そして大腸を通り抜けて肛門へと進みます。これらの器官は一つの連続した管でつながっており、消化管として知られています。この消化管内には乳酸菌とビフィズス菌という二つの重要な菌が生息しています。
乳酸菌は、主に「小腸の下部から大腸」に生息しています。乳酸菌は酸素に比較的耐性があり、酸素が存在する場所でも生存することができます。
一方、ビフィズス菌は主に「ほとんど酸素のない大腸」に生息しています。ビフィズス菌は酸素が存在する環境では生存できません。
このように、乳酸菌とビフィズス菌は消化管の異なる部位に適応して存在しており、それぞれの特性に基づいて役割を果たしているのです。
小腸と大腸の働き
小腸は、胃で消化された食べ物をさらに分解し消化、栄養分を吸収する働きがあります。
小腸には、効率良く栄養素を吸収するため、内部に、絨毛(じゅうもう)という突起が無数に生えており、そこから栄養の吸収を行っています。さらに、全身の免疫細胞の半分以上が集まり、免疫機能が発達していることで、細菌感染から身を守ってくれる働きもあります。
大腸は、栄養分が吸収された食べ物の水分などを吸収し便を作る働きがあります。
大腸では、小腸などで、消化・吸収された食べ物の残りの水分やミネラルを吸収します。
小腸で消化・吸収された食べ物は、「ぜん動運動」により肛門の方へ運ばれながら水分が吸収され、便となって体外に出されます。
乳酸菌との相乗効果
ビフィズス菌と乳酸菌は、腸内環境をサポートするための最強コンビです。乳酸菌は主に小腸で活動し、食品の消化を助けるだけでなく、腸内のバランスを整える働きを持っています。この乳酸菌とビフィズス菌の相乗効果によって、腸内環境の安定化が促進されます。
乳酸菌とビフィズス菌は、共に腸内で善玉菌を増やし、有害な菌を抑制することで、腸内バランスを良好な状態に保つ助けになります。このバランスの取れた状態は、健康な免疫システムの維持にも寄与し、体調不良や感染症から身を守る役割を果たすと言われています。
ビフィズス菌と乳酸菌を組み合わせて摂ることで、腸内の調子を整えつつ、健康な体を維持することにもつながります。日常的にこれらの菌を摂取することで、内側から元気で健康な状態を築いていきましょう。
ミルミルが発売45周年でリニューアル
ビフィズス菌と言えば、ヤクルトのビフィズス菌飲料「ミルミル」が2023年9月にリニューアル発売されます!宅配商品のミルミルSも同じタイミングでリニューアル予定です。
★ミルミル、ミルミルSとも、リニューアル前と同じ希望小売価格は1本100円(税抜)です
ヤクルト本社|ニュースリリース「ミルミル」「ミルミルS」のパッケージデザインをリニューアル
さいごに
乳酸菌、ビフィズス菌はそれぞれ、数多くの種類があり、その種類によって期待される機能もそれぞれです。スーパーで、お客さまから「乳酸菌飲料とヨーグルトの違いは何?」と質問されることがあります。限られた時間の中で長時間の説明はできませんが、お客さまが何を目的にしているのかをお聞きしてお答えするように心がけています。
まずは乳酸菌やビフィズス菌のすむ場所、小腸や大腸の働きを理解した上で意識して摂取するようにしてみてはいかがですか?!