皆さんこんにちは!やまとーヤクルトの藤田です。
1月1日発生しました能登半島震災、皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか?
これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。
今、私たちにできる最大のことは備えること。
災害が発生した時には、電気ガス水道などのライフラインが止まってしまう可能性があります。
そういった場合でも復旧するまでに自力で生活ができるよう、必要な飲料や日用品を用意しておくことが大切です。水道が使えない状況では、水はとっても貴重品。
料理に使ったりして体に摂取する以外に、茹で湯として使ったり調理器具を洗ったりと、普段何かと使う場面は多いです。そんな水を節約できる調理方法がパッククッキングです。
今回は災害時でも温かく、美味しい食事を摂ることができるパッククッキングについてお伝えします。
※この記事は8月20日に投稿された記事のリライトになります。
ポリ袋調理『パッククッキング』とは?
パッククッキングとは、耐熱性のポリ袋に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんする調理方法です。普段の食品が使えること、加熱に使った水が汚れないので再利用できること、袋に入れたまま食器によそえば食器が汚れない、などのメリットがあります
災害時の食事の備えとして、カップ麺やお菓子、レトルト食品といったものを備蓄されている方も多いかと思います。
しかし、それだけでは栄養バランスが偏ってしまったり、味が濃いものを続けて食べることで腸内環境のバランスが崩れ、免疫力も下がってしまうかもしれません。
災害時でも温かく、普段通りの食事が作れるということで注目されています。
ポリ袋に入れて調理することで、真空状態になり味が染み込みやすく火が通りやすくなります。
また煮汁も一緒に食べるので、栄養素の流出も防ぐことができます。
このパッククッキング、ご飯を炊くこともできるし、煮物やスープ、蒸しパンなどのおやつも作れちゃうんです!味も驚くほど美味しいですよ♪
パッククッキングで必要なもの
鍋、金ざる
鍋底に袋が直接当たらないように金ざる(もしくは耐熱皿)を敷きましょう。
カセットコンロ
災害時にカセットコンロは活躍します。きちんと使えるか、ガスボンベの補充もしておきましょう。
耐熱性ポリ袋
パッククッキングをする際は、耐熱温度110度以上、もしくは湯煎調理対応可能と書かれた高密度ポリエチレン製の袋を必ず使用してください。熱に溶けるビニール袋、ジップロックは使用できません。
水・各料理の材料
水は鍋の3分の1程度必要になります。
パッククッキングで上手に料理を作るコツ
まずはこの写真のようにしっかりと袋をねじり上げて空気を抜き、真空状態にしてください。
また、加熱をすると膨らむので上の方で結ぶこともポイントです!
お湯が沸騰したら、このように食材を入れ、20〜25分ほど加熱をしてください。
火加減は弱火〜中火でOK。蓋をすると吹きこぼれるので注意!
加熱が終わったら、火を止めて10分蒸らすと食材の中まできちんと火が通ります。
パッククッキングでカレーを作ってみよう
材料(1人分)
*合い挽き肉 50g
*玉ねぎ 1/4個(50g)
*人参 1/4本(20g)
*なす 1/2本(50g)
*トマトジュース 100ml
*水 50ml
*カレールウ 30g
作り方
①玉ねぎ、にんじんはみじん切りにする。ナスは皮を向いて1センチの銀杏切りにする
②耐熱性ポリ袋に合い挽き肉、①の野菜、トマトジュース、水、細かく刻んだカレールウを加え、スプーンでよくかき混ぜる
③空気を抜きながら、袋をねじり上げて上でしっかりと結ぶ
④金ザルを敷いた鍋に水をいれ、沸騰させる
⑤沸騰したら③を入れて、25分加熱をし、加熱が終わったら火を止めて蓋をして10分蒸らす
⑥鍋から袋を引き上げ、完成
まとめ
いかがでしたか?
災害時にパッククッキングで作った温かい、普段通りの食事が取れると体も心も安心しますね。
食べることは生きること。
ぜひ、一度ご家庭でパッククッキングに挑戦してみてください。
いざという時に必ず役に立つ知識になりますよ!
災害への備え、はじめてみましょう。