こんにちは! やまとーヤクルトの東元です。
連日、テレビで熱中症のニュースや注意喚起などが放送されていますね。
真夏になる前の時期は、私達の体も、暑さへの順応がしっかりできておらず、熱中症になりやすい状態だといわれています。
これくらいまだ大丈夫!と思わず、しっかり予防をしていきたいですね。
最近では、熱中症対策には、お水よりスポーツドリンクの方が適しているということは一般的になってきましたが、ふと思ったことありませんか?
いつもお水やお茶をマイボトルに入れて持ち歩くけれど、熱中症対策にスポーツドリンクを入れた方がいいのかな?なんて。
実際に、娘の小学校でも、熱中症対策にスポーツドリンクを「スクイズボトル」に入れて持参しても良いということになっています。
ここで初めて知った言葉「スクイズボトル」。
そんな今回は、熱中症対策、スクイズボトルとおすすめの水筒などについてご紹介します。
熱中症対策の効率的な水分補給
一般的に、人の1日の水分出納は約2.5Lです。
- 尿:約1,500㎖
- 不感蒸泄(呼吸や皮膚から失われる水分):約900㎖
- 便:約100㎖
夏場は汗をかく分、意識して水分を摂取する必要があります。
水分補給として一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質バランスを崩して体調不良を引き起こしてしまいます。
飲む量は、かいた汗の量を目安にし、汗で失われる塩分(ナトリウム)もきちんと補給することが大切です。
汗をかいたら塩分(ナトリウム)の補給も必要
私たちの身体には、約0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環しています。
また、汗をかいた肌をなめると塩辛い味がすることからわかるように、汗にはナトリウムが含まれています。
大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。
同時に余分な水分を尿として排泄します。
これを自発的脱水症といいます。
この状態になると、汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となります。
塩分(ナトリウム)と糖分を含んだ水分補給が効率的
熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80㎎/100㎖)と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。
冷えたスポーツドリンクや経口補水液があれば便利ですが、ない時は、自分で作ることができます。
- 水・・・1L
- 食塩・・・ティースプーン半分(2g)
- 砂糖・・・ティースプーン1~2杯(4~8g)
長時間運動を続ける場合には、ナトリウム濃度をやや高くすることが必要です。
トライアスロンなど長時間の運動では、血液のナトリウム濃度が低下して、熱けいれんが起こることが報告されています。
また、糖を含んだ飲料が推奨される理由は、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。
主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収され、それらに引っ張られ水分も吸収されるというメカニズムになっています。
スクイズボトルとは
スクイズボトルとは英語の「Squeeze(スクイーズ)=絞る」の意味通り、ボトルをギュッと握って水分補給する水筒のことです。
マラソン選手が走りながら給水したり、サッカー選手がハーフタイム中に給水しているシーンをよく見ますね。
一般的な水筒と比べて軽量なのでリュックに入れても重くなく、500円ほどで買える安いものもあります。
最近ではアウトドアやジム、ヨガといったようなシーンで普段使いする人も多く、スピーディな水分補給にうってつけです。
中身は水だけでなく、スポーツドリンクも入れられます。
ただ、保温や保冷機能に欠けてしまうのがスクイズボトルの欠点です。
そこで、いつもの保温・保冷ができる水筒にスポーツドリンクを入れらないのか?と調べてみました。
水筒にスポーツドリンクはNG?
一般的な水筒は金属製の素材でできており、そこに塩分を含むスポーツドリンクを入れると、サビの原因になる恐れがあります。
最近の水筒は金属製であっても内部がフッ素でコーティングされているので、金属が溶け出すことはないと言われていますが、安全性を調べるとメーカーによっては、やはり推奨していないところもあります。
スポーツドリンクを入れる場合の水筒の選び方とお手入れの方法
水筒にスポーツドリンクを入れて利用したい場合は、以下のようなことに注意して選んでみてください。
また、水筒のお手入れ方法についても説明します。
水筒の選び方
最近では、スポーツドリンク対応のフッ素コーティングが施された水筒が各メーカーから登場しています。
フッ素コーティングによって、スポーツドリンクの塩分によるサビを防ぐことができます。
商品のWEBサイトや取扱説明書を確認して、スポーツドリンクに対応した水筒を選びましょう。
水筒を洗う際の注意点
- 水筒の内部を強くこすりすぎない
水筒を洗う際に強くこすりすぎると、コーティングがはがれたり傷が付くことがあります。
金属製のたわしは使用しないでくさだい。
水筒を洗う際には、力を抜いて優しく洗うよにしましょう。
研磨剤を含むスポンジも使用しない方が良いでしょう。 - 食洗器は使用しない
食洗器の高温のお湯で水筒を洗うと、パッキンなどのゴム製のパーツやプラスチック製のパーツが劣化したり、変形してしまったりする可能性があります。
また、コーティングが劣化する可能性もあるため、なるべく食洗器は使用しないようにしましょう。
なお、最近では、食洗器対応の水筒もあるので、食洗器での洗浄を検討する場合は、事前に食洗器対応のものか確認しましょう。 - 塩素系漂白剤は使わない
塩素系漂白剤は、サビや穴あきの原因になります。
特に、ステンレス製の水筒には使用しないように注意してください。
ただし、酸素系漂白剤では安心して利用できます。
スポーツドリンクを入れられるおすすめの水筒
実際にうちの娘が使っている水筒をご紹介します。
THERMOS(サーモス)の「真空断熱ケータイマグJOH-500 ライトブルー(LB)」です。
商品紹介にも、しっかりと「スポーツ飲料OK!」と記載されていて安心です。
そして何より軽いので、ランドセルの中に入れることを考えると、親としてはかなりポイント高めです。
また、専用のカバーもあります。
ショルダーストラップ付なので、肩掛けにすることもできます。
徒歩通学で30分近くかかると、暑い下校時の熱中症が心配なので、登校時はランドセルの中に入れて、下校時は肩に掛けて水分補給をしながら帰るように言っています。
まとめ
いかがでしたか?
熱中症対策のためにも、夏場はできればスポーツドリンクのような、塩分と糖分を少し含むものをマイボトルに入れて持ち歩いた方が良さそうです。
ただ、スポーツドリンクの冷たくない、生温い感じが嫌な方は、スポーツドリンク対応の水筒がおすすめです。
さて、ヤクルトの健康教室でも、この時期は「熱中症対策」のテーマでのご依頼を多くいただいています。
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