こんにちは! やまとーヤクルトの管理栄養士 東元です。
前回の投稿では殻付き牡蠣の食べ方をご紹介しました。
その際、食べきれなくて残った牡蠣を牡蠣のオイル漬けにしました。
初めて食べましたが、これも美味でした!
なので、今回は牡蠣のオイル漬けの作り方をご紹介します。
牡蠣のオイル漬けの作り方
下準備
殻付き牡蠣の開け方
- 軍手とタオル、オイスターナイフ(広島ではホームセンターに売っていますが、なければテーブルナイフで大丈夫です)を準備します。
- 殻付き牡蠣には、平らな面と膨らんだ面がありますが、平らな面を上にしてタオルの上に置きます。
貝のちょうつがい(2枚の殻がくっついている所)の合わせ目にナイフを差し込みますが、どうしても合わせ目が見当たらない時は、キッチンバサミで少し切り砕いてください。ハサミで切り砕いたところから上殻の内側に沿ってナイフを入れ、貝柱を切ります。 - 殻を開いて上殻を取り外します。
- 下殻の貝柱も殻の内側に沿って切り、身を取り出します。
牡蠣を洗う
- 牡蠣に対して同量から半分くらいの大根おろしを入れたボウルの中で、やさしく混ぜるように洗う。
- 冷水で大根おろしを洗い落とし、水気をキッチンペーパーなどで拭き取る。
材料
- 牡蠣 500g
- ウイスキー 大さじ2
- オイスターソース 大さじ1と1/2
- しょうゆ 小さじ1
【瓶詰め用】
- ローリエ 1枚
- 鷹のつめ 1本
- にんにく 2かけ(芯を除いて薄切り)
- エクストラバージンオリーブオイル 約1カップ
※保存瓶・・・水から煮立てる(煮沸消毒)をし、完全に乾燥させてから使用してください。
作り方
- フライパンに牡蠣を入れ、強火でから炒りをして水分を飛ばす。
今回はステンレスフライパンを使用したため、焦げ付き防止のため、クッキングシートを敷いています。
- 水分が程よくなくなったら、ウイスキーをまわしかける。
- 全体につやが出てきたら、オイスターソース、しょうゆを加え味をつける。
- 水気がなくなるまで炒るように煮詰める。
→【ポイント】牡蠣の水分が残ると保存した時に痛みやすいので、しっかりから炒りしてから味つけをし、水分がなくなるまで煮含める。
- 煮沸消毒した瓶に、人肌に冷めた牡蠣を【瓶詰め用】の材料と共に漬ける。
→【ポイント】煮沸消毒された瓶で、しっかり具材を液体に浸していれば冷蔵庫で約2週間保存可能です。 - 漬けて2日後からが食べごろです。
- 食べる時は、食べる分だけ清潔な箸で器に取り出します。
冷蔵庫で冷えたままの牡蠣は少しかたくなっているので、1時間ほど常温に戻した方が牡蠣が柔らかくなって美味しいです。
冷蔵庫から出してすぐ食べたい時は、牡蠣を入れた器に軽くラップをかけて600W10秒を数回(量によって調整してください)加熱で常温に戻せます。
しっかり加熱して食べたい時は、フライパンで焼きなおしても外側は香ばしく、中はやわらかくなって美味しいです。
生食用牡蠣と加熱用牡蠣の違い
今回は、殻付き牡蠣だったので、生食用の牡蠣を使いましたが、スーパーなどでは生食用と加熱用の牡蠣が販売されており、どちらを買えばいいのか迷ったことはありませんか?
生食用は加熱用より新鮮なイメージがあるかもしれませんが、実は、両者の違いは鮮度ではなく、牡蠣が育った海域なのです。
保健所が定期的に海域の水質検査を行い、大腸菌や腸炎ビブリオなどの細菌数の基準をクリアすれば、生食用を出荷できる海域に指定されます。
そのほかに、浄化処理を行えば生食用として出荷が可能となる海域も指定されています。
こういった環境で育った牡蠣は生食しても、食中毒を起こす可能性が低いと考えられ生食用として販売されています。
一方、これらの指定海域以外で採れた牡蠣は、加熱して食べることを前提に加熱用として出荷されます。
したがって、たとえ新鮮なものであっても加熱用は絶対に生食せず、十分に加熱して食べてください。
まとめ
いかがでしたか?
牡蠣は、焼くだけでも美味しくて栄養満点で嬉しい食材ですが、食べきれなかったものは生ものなので日持ちがしないのが残念ですよね。
そんな時に、また違った牡蠣の美味しさを楽しめて日持ちもするオイル漬けを是非試してみてくださいね。
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