こんにちは! 管理栄養士の東元です。
私が所属する部署では、4名の管理栄養士が、地域の方からご依頼をいただいて、健康教室を開催しています。
その健康教室で、ご紹介している“腸が喜ぶ簡単レシピ”の中から、今日は「バナナきな粉ヨーグルト」をご紹介します。
「バナナきな粉ヨーグルト」の作り方
材料
- バナナ 1本
- ソフールプレーン(ヨーグルト) 1個
- きな粉 小さじ1
作り方
- バナナを一口大にスライスする。
- バナナを器に入れ、ヨーグルトをのせる。
- きな粉を全体にふりかける。
●お好みで、オリゴ糖シロップなどをかけても◎。
腸が喜ぶポイント!
①プロバイオティクスで腸内を善玉菌優位にする
「プロバイオティクス」の定義としては、1989年にヨーロッパの研究者が提唱した「腸内フローラのバランスを改善することで人に有益な作用をもたらす、生きた微生物」が広く受け入れられています。
現在では、「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」と定義されています。
その代表が善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌ですが、ヤクルトでは次の条件を満たす選び抜かれた乳酸菌やビフィズス菌だけが「プロバイオティクス」と呼べると考えます。
ヤクルトが考えるプロバイオティクスの条件
①生きて腸に届く
②確かな効果を発揮する
③安全である
プロバイオティクスの持つ“有益な作用”としては、下痢や便秘を抑える、腸内の良い菌を増やし悪い菌を減らす、腸内環境を改善する、腸内の感染を予防する、免疫力を回復させる、などが挙げられます。
つまり、プロバイオティクスを摂ると、おなかの健康を守るとともにからだ本来の力を強める手助けになると考えられています。
参考「ヤクルト中央研究所-健康用語の基礎知識「プロバイオティクス」
善玉菌を含む代表的な発酵食品
ヨーグルト、ナチュラルチーズ、ぬか漬け、キムチ、納豆、みそ、しょうゆ、甘酒、塩麹、ピクルスなど
②プレバイオティクスとの相乗効果
「プレバイオティクス」とは大腸内の善玉菌の栄養源となって善玉菌の増殖に寄与し、その結果、人体に有益に働く物質のことです。
簡単にいえば、「善玉菌のエサになる食品」のことで、代表的なものが食物繊維やオリゴ糖です。
乳酸菌やビフィズス菌は、食物繊維やオリゴ糖などのエサがあれば元気に活動し、腸内にすんでいる善玉菌を優勢にして、悪玉菌の増殖を防ぎます。
プロバイオティクス食品を食べる時に、プレバイオティクス食品も一緒に摂ることを意識すれば、効率良く善玉菌を増やすことが可能です。
食物繊維を多く含む食品
バナナ、りんご、イチゴ、わかめ、ひじき、昆布、めかぶ、山芋、オクラ、なめこ、納豆、さつまいも、ごぼう、こんにゃく、大麦、キャベツなど
オリゴ糖を多く含む食品
バナナ、はちみつ、たまねぎ、大豆(大豆製品)、きなこ、にんにく、キャベツなど
まとめ
「バナナきな粉ヨーグルト」は、ヨーグルトが善玉菌、バナナ・きな粉は食物繊維もオリゴ糖も含んでいるので、これだけで、腸を喜ばせるために必要なものがバッチリ摂れます。
今回ヨーグルトに使用した「ソフールプレーン」は、生きたまま腸内に到達する「乳酸菌 シロタ株」の働きで、良い菌を増やし悪い菌を減らして、腸内の環境を改善し、おなかの調子を整えます。
ソフールには、「乳酸菌 シロタ株」が10億個以上、日本人に不足しがちなカルシウムも130mg(1個/100mlあたり)入っています。
さらに、おなかの調子を整える特定保健用食品でもあります。
特定保健用食品のマークがついた商品には、厳しい研究を通じて効果が証明された菌株が使われていますので、プロバイオティクスを選ぶ際の目安にしてみてくださいね。
ヨーグルトはちょっと苦手という方にも、食べやすい「ソフール プレーン」で、腸が喜ぶ生活を始めましょう!!