こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です(^^)/
健康情報について調べることが多いのですが、いつものようにネットサーフィンをしていて、ちょっと気になる記事を見つけました。
みなさんは「仮面高血圧」って言葉を聞いたことがありますか?
記事のタイトルに思わずギョッとしたのですが、読んでみるとすごく参考になる内容でした。
やまとーヤクルトのブログを読んでくださる方にもぜひお伝えしたいと思い、今回は仮面血圧を含む、高血圧についてのお話をしたいと思います。
※2022年11月14日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2023年11月27日に再度公開しました。
血圧とは?
血圧とは、心臓から送り出される血液が全身へ流れていく時に動脈の内側にかかる圧のことをいいます。
血圧は心臓に近いほど高く、手足などの末梢血管にいくほど低くなります。
血圧測定を行うときは、上腕部の血圧を測定します。
血圧の正常値とは?
体を動かしたり寒さを感じたときの一時的な血圧上昇とは違い、安静にしていても慢性的に血圧が高い状態が続いていることを高血圧といいます。
収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧症と診断されます。
自覚症状がほとんどなく、放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながることから、別名「サイレント・キラー」といわれています。
高血圧症の患者は推定で4300万人と推定されており、日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況です。
高血圧を放置していると、心疾患や脳卒中を起こす可能性があります。
出典元:公益財団法人 日本心臓財団 高血圧治療ガイドライン・エッセンス
血圧が高くなる原因
血圧は心拍出量(拍出量×心拍数)と末梢血管抵抗で決まり、どちらかまたは両方が増すと血圧は上昇します。
高血圧には腎臓疾患や内分泌異常、心臓や血管の異常などが原因で起こる「二次性高血圧」と、親が高血圧であるなどの遺伝的要因と他の様々な要因が加わって発症する「本態性高血圧」があります。
仮面高血圧に要注意!
血圧には診察室血圧、家庭血圧、自由行動下血圧という3つの測定方法があります。
- 診察室血圧 …… 病院の診察室という特別な環境のなかで行う血圧測定のため、普段の血圧の状態を反映しづらく、医師らの白衣姿に緊張して血圧が上がる「白衣高血圧」となるケースもある
- 家庭血圧 …… 家庭で測る家庭血圧は「測るのは朝、朝食前」などと測定条件を揃えやすく、リラックスした環境で測定できるので偏りが出にくい
- 自由行動下血圧 ……自動で血圧を測定する装置を24時間つけることで血圧の変動を知ることができ、信頼性が高く「仮面高血圧」を見つけるのに最も有効な測定方法といわれています
仮面高血圧には、早朝高血圧、昼間高血圧、夜間高血圧がある。通常、血圧は起床後、日中に向けて上昇していき、夕方から夜に向けて下降していく。就寝中は血圧が一日の中で最も低い。
つまり、本来血圧が低いはずの夜間や早朝に血圧が高いということは何らかの異常が生じている可能性があり、また、日中基準値を超えて血圧が高いということは職場や家庭などの精神的ストレス、身体的ストレスが過剰であると考えられる。
夜間高血圧には、就寝中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群、循環器血液量の増加、自律神経障害などが関係している。
早朝高血圧では飲酒との関係も大きい。飲酒直後は血管が拡大し血圧が下がるが、それが寝ている間に上がっていき、起床直後の血圧を上げる。
「短時間作用型の薬で、朝の内服による薬効が翌朝までもたず、夜間から早朝の血圧管理が不十分になり、夜間高血圧、早朝高血圧を招いている可能性もあります」
気が付きにくい仮面高血圧だが、放置による害は大きい。正常血圧の脳卒中や心筋梗塞の危険性を1とした場合、診察室血圧が正常でも仮面高血圧の人は2倍以上になるとの研究結果がある。
血圧が上がる原因・生活習慣
血圧上昇の仕組みはわかっているものの、実は高血圧を起こしてしまう根本的な原因ははっきりとわかっていません。
ですが、影響していると考えられる要因として以下のようなものがあります。
アルコールの飲みすぎ
適量のアルコールはリラックスを促し、血圧を下げてくれる作用があるとされています。
ですが、飲みすぎてしまうとアルコール成分で興奮状態になり、逆に血圧を上げてしまうことになります。
アルコールの量が少なくても休肝日を設けず、連日アルコールを飲む習慣がある人は血圧が上がりやすいことを覚えておきましょう。
ストレスが多い生活
意外かもしれませんが、ストレスも血圧上昇のきっかけをつくります。
精神的なストレスは脳の疲労を起こし、血圧コントロールをつかさどる自律神経にも悪影響を与えます。
冷えや睡眠不足といった肉体的なストレスも同様です。
肥満
肥満の人が必ず高血圧になるわけではありませんが、肥満ではない人と比べて2
肥満は高血圧だけでなく、脂質異常症、糖尿病を同時に発症することが多く、それぞれの異常が軽度でも、これらが重複することで動脈硬化の進行を加速させる危険性が高まります。
運動不足
運動不足が続くと、血行不良になりがちです。
血流が悪くなってしまうと、全身に血液を運ぶことが難しくなるため、身体は血液量を増やして、末端まで届くよう対処しようとします。
血流が悪いまま血液量だけが増えることで、血管に圧がかかり高血圧を起こします。
睡眠不足
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。
交感神経は「緊張状態」、副交感神経は「リラックス状態」とイメージしてください。
睡眠するときは、副交感神経が優位になっていなければなりません。
眠っている間、交感神経は活動を休んでいて、血圧は下がります。寝不足の状態だと交感神経が活発なまま血圧も下がらず、翌日の血圧まで高くなってしまいます。
老化
老化も高血圧を起こす要因のひとつです。
年齢とともに血管は細くなりやすく、血管壁も薄くなります。すると、血流が悪くなり、血液を末端まで届かせるためには血圧をあげて対処するしかなくなるのです。
食生活の乱れ
高血圧は生活習慣病のひとつであり、特に食生活の影響を大きく受けています。
食べ過ぎや消化不良によって粘り気の強い血液を作ってしまったり、栄養素の過不足によって血圧コントロールが悪くなったりします。
塩分の摂りすぎ
濃い味が好きな人は、塩分を摂りすぎる傾向にあり、血中のナトリウム量が増えることになります。
ナトリウム量が増えると血液中のバランスが崩れ、身体は調整をしようと水分を多く取り込んでしまいます。
全体の血液量が増えることで血管に負担をかけ、血圧を上げることにつながります。
カリウム・カルシウム不足
多少塩分をとったとしても、体が健康な状態であれば塩分をきちんと排出して、安定した血圧を維持できます。
血中に含まれる塩分のバランスを調整するために必要なのが、カリウムです。
野菜や果物などに多く含まれるため、普段の食生活でそういった食材を食べる機会が少ない人は、高血圧になりやすい傾向があります。
カルシウム不足の場合も血液の流れが悪くなり、血圧の上昇を招きます。
魚や乳製品などを取る機会が少ない人は、高血圧になるリスクが高くなります。
まとめ
高血圧についてのお話しを今回はさせていただきました。
私自身、医師や看護師さんが驚くぐらいの低血圧なのですが、身内の血圧はほぼ高めです。
あらためて高血圧の原因を勉強しなおしてみると、どれも当てはまるものばかりでした(^◇^;)
長くなってしまいましたので、高血圧の予防方法についてはまたの機会にお話しさせていただきたいと思います(^^)/
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