こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
朝晩が涼しくなりましたが、暑がりの家族がいるので夜中もエアコンがガンガンについていて……寒いです(笑)
寝ている間に鼻が詰まって口で呼吸をしているせいか、起きたら喉がイガイガする。と不満を伝えたおかげか、エアコンの稼働時間は短くなりました(ホッ)。
季節の変わり目って、体調を崩しやすいですよね。
私もこの仕事に就く前は、よくカゼをひいてました。
気をつけていても、かかるのは仕方のないこと…そんなふうに思っていたこともあります。
この違いはいったいなんなのか?
疑問に思って、いろいろと調べてみることにしました。
※2021年11月8日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2022年10月3日に再度公開しました。
カゼとは?
風邪(かぜ、common cold, nasopharyngitis, rhinopharyngitis, acute coryza, a cold)とは、原因の80 – 90 %がウイルスの上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる。咽喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある。症状はたいてい感染後二日以内に発生する。症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7 – 10日間を要し、一部の症状は3週間まで継続しうる。他に健康に問題がある患者は、肺炎に進行する可能性がある。
多くの場合、単に風邪と言えば急性上気道炎(普通感冒)を指し、西洋医学あるいは日本の医学で厳密には「かぜ症候群」と呼ばれ、日本でも症状を指す言葉である。俗称として、消化器のウイルス感染によって、嘔吐・下痢・腹痛など、腹部症状と上記全身症を来した状態を、「感冒性胃腸炎」「お腹の風邪」(もしくは胃腸かぜ、一部地方では腸感冒、ガストロ)と呼ぶこともある。
大人は平均で年2~3回、子どもはそれ以上、カゼをひく。とも記載されていました。
たしかに、子どもは大人と比べてカゼをひきやすいですよね…。
カゼウイルスの感染経路
カゼの原因となるウイルスには、たくさんの種類がありますが、いったいどのようにして私たちの身体に入ってくるのでしょうか?
私たちの身体の表面には「皮膚」があり、さまざまなウイルスを遮断してくれているので「皮膚」からカゼのウイルスが体内に入ることはありません。
ということは「皮膚」以外の場所から体内に入ってくるということになります。
「目」や「鼻」、「口」からカゼのウイルスは体内に入ってきますが、「鼻」が最も多い感染経路となっています。
目や口は閉じることができますが、鼻は閉じることなくずっと空気を吸い込んで(呼吸)いるからなんです。
カゼの症状にも理由がある?
身体のなかにウイルスが侵入すると、いろいろな症状がおこります。
辛くもありますが、そのひとつひとつに理由があるんです。
- 鼻水 … ウイルスが身体の中で増えるのを防ぎ、身体の外へウイルスを出そうとするためにおこる症状
- 鼻づまり … ウイルスが鼻の奥へ侵入するのを防ぐためにおこる症状
- 咳 … ウイルスが気管や気管支へ侵入するのを防ぐためにおこる症状
- 発熱 … ウイルスが体内で増えないようにするためにおこる症状
カゼの症状は、ウイルスを撃退するためにおこる反応、なんですね。
ちょこっとメモ! 秋のカゼと冬のカゼの違い
秋にひくカゼの原因と症状
秋にひくカゼは皮膚や呼吸器官などが乾燥して発症することが多く、のどの渇きや痛み、空咳(からせき=たんの出ない乾いた咳)などが起こりやすい。
冬にひくカゼの原因と症状
冬にひくカゼは体が冷えて発症するものが多く、悪寒、発熱、頭痛、腹痛、下痢などが生じやすくなる。
カゼをひきやすい人とひきにくい人の違い
体内にウイルスが入りやすいか、そうでないか
普段から
- 手洗い
- うがい
- マスク
- 湿度
に気をつけていると、カゼをひきにくいと言われています。
免疫が高いか、そうでないか
カゼをひいたと思っても、いつの間にか治っていたことはありませんか?
私たちの身体には、病原菌やウイルスなどの侵入を防ぐ機能と、体内の悪い細胞から守ってくれる機能があります。
この機能のことを「免疫」と言います。
免疫が高いとカゼをひきにくく、低いとひきやすいと言われています。
免疫とは?
免疫とは、読んで字のごとく「疫病(病気)から免れる」という意味で、体内に病原菌や毒素などが侵入しても発病しない抵抗力が備わっている状態をいいます。免疫のしくみである免疫系には、生まれながらに備わっている防御機構(自然免疫)と、生後、病原菌や毒素などの異物と接することにより誘導される防御機構(適応〔獲得〕免疫)があります。自然免疫ではマクロファージ・好中球などの貪食細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)などが重要な役割を担い、侵入した外敵をいち早く発見し、排除します。しかし相手が強すぎたときは、適応免疫の出動を要請します。適応免疫ではT細胞・B細胞などのリンパ球や抗体などの液性因子が主役を演じ強い攻撃力で敵を無力化します。また、免疫系には外敵だけでなく、自分の体内にできる異物であるがん細胞を抑える働きが備わっていて、発がんから体を守っています。
免疫細胞は腸と関係がある?
腸は人の生命維持にかかわる最も大切な器官で、腸の粘膜の表面積は全身の皮膚のおよそ200倍ともいわれています。
食べ物や飲み物に含まれる栄養分を吸収する一方で、細菌やウイルスを吸収せずに、便として体外に排出しています。
血液中を流れるリンパ球といわれる免疫細胞の多くは腸に集まっており、それら免疫細胞が腸の粘膜やヒダに集まってパイエル板と言うリンパ組織を形成しています。
腸内環境を整えるためには?
- 食事を見直す … 食物繊維(野菜、果物、大豆などの豆製品、海藻など)、乳製品、善玉菌を多く含むものや、善玉菌を増やす食品を摂る
- 適度な運動 … ウォーキング、ストレッチなど軽めの運動
- 生活習慣の改善 … バランスの良い食事・適度な運動・休息など
カゼをこじらせないために
カゼをこじらせやすい人っていますよね。
どんな人がこじらせやすいのかというと
- 普段から睡眠不足
- 水分をあまりとらない
- ストレスが多い
- 食生活が乱れている
などがあてはまります。
カゼをひいたかな、と思ったら
- 十分な睡眠をとる
- できるだけ、ストレスをためない
- 食生活の改善
- 体をあたためる
- 喉の渇きを感じなくても水分をとる
- 室内を乾燥させない(加湿する)
など、意識してやってみてくださいね!
まとめ
1年中、カゼをひく可能性はありますが、秋から冬のカゼは身体が冷えてひくことが多いようです。
これから先、まだまだ寒くなりますが、しっかり防寒・手洗い・マスクで、元気に冬を乗り切りっていきましょうね!