やまとーヤクルト奮闘記|広島市・廿日市市・岩国市のお役立ち情報 Menu

玖珂郡和木町「愛の一声運動」ヤクルトレディによる福祉活動

こんにちは!山口県東部ヤクルト販売(株)の梅本です。突然ですが、ヤクルトレディのお仕事と言えば、みなさんは何を思い浮かべられますか?

ヤクルトの乳製品や化粧品などを決まったご家庭や職場へお届けする。お客様が体調のことで悩まれていれば、相談にのったりアドバイスをしたり…などではないでしょうか?

実は他にもあるんです。あまり知られていないかもしれませんが、ヤクルトレディによる『福祉活動』として地域の見守りも積極的に行っています。

どこで?どんな活動をしているの?

山口県の最東端に和木町という町があります。沿岸部には石油精製、石油化学、製紙などの工業地帯がありますが、山間部にはまだまだ多くの自然が残っています。5月下旬から6月上旬には今では見ることが珍しくなった、ホタルを鑑賞することができるんですよ。

その和木町の中心部にある和木町社会福祉協議会さまより依頼を受け、70歳以上の虚弱高齢者及び安否確認を要するひとり暮らしの高齢者のお宅へヤクルトをお届けしています。この高齢者見守り活動のことを、私たちは『愛の一声運動』と呼んでいます。担当しているのはヤクルト大竹センターの4人のヤクルトレディです。

 

どんなやりとりがされているの?

普段のお届けと同じようにチャイムを鳴らしたり、ドアをノックしてお声をかけています。

「こんにちは~〇〇さん!ヤクルトの〇〇です!おかわりないですか~?」

「気にかけてくれてありがとうねぇ。変わらんよぉ~。元気なのが取り柄じゃけえね」

「お元気でなによりです。はい、いつものヤクルトです。しっかり飲んで元気でいて下さいね!」

きちんとヤクルトをお手渡しし、健康情報の提供や体調の確認、世間話も…。普段伺っている担当地区のお客様と同じ対応をしています。

「子供は遠くに住んどるんよ。仕事があるけぇ盆、正月ぐらいしか帰らんのよ。じゃけど(だけど)ヤクルトさんが来ちゃあ(来ては)『かわりない?元気にしちょる?無理したらいけんよ』って声をかけてくれるけぇ、寂しゅう(寂しく)ないんよ」

と、嬉しいお言葉もいただきました。

 

不在時の対応はどうするの?

外出されていてお会いできないこともあるので、保冷ボックスを設置しています。製品の温度が10度以下に保たれるように必ず氷と一緒にヤクルトを入れています。防犯面を考え、カギを取り付けられるようになっているので安心して出かけてもらうことができます。

 

緊急時の対応は?

訪問時にいつもと様子が違ったり、保冷ボックスに製品が残ったままになっていた場合は社会福祉協議会さまに連絡をします。すぐに職員の方や民生児童相談員の方が安否確認に伺ってくださり、大事に至らなかったこともあります。(緊急時には担当のヤクルトレディ本人から警察や救急車を要請するようにしています)

 

年に一度、花束とメッセージカードをお届け

毎年、9月の敬老の日の前後にはヤクルトと一緒にお花とメッセージカードをお渡ししています。おひとりずつメッセージを書くのは大変ですが、喜んでくださる様子を思い浮かべながらペンを走らせるので、あっという間に書きあがるそうです。(数年分のお花の写真とメッセージカードを大切に保管してくださっている方もいらっしゃいました)

 

まとめ

毎日、色々な地域を訪問している私たちだからできることを。から始まった、見守り活動。この活動がもっともっと、他の地域でも広がっていくことを願っています。

ヤクルトレディによる福祉活動は他にもありますので、またの機会にご紹介させていただきますね(^^)