先週の土曜日の記事で、図書館紹介をした時に課題図書の紹介も出来たら良かったのですが、そろそろお子さんの夏休みの宿題で全国の小学校の大半は宿題に出ると言われてる、「読書感想文」。
こんにちは*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾。河村です。
本が好きな私が、好きが幸いして子どもの頃から読書感想文だけは宿題の中で一番早く終わっていたので、夏休みの課題図書を読む~読書感想文を書く時に実践していた事や、今年(2020年)の課題図書を(低・中・高)学年ごとに紹介しちゃおうと記事にしました。
【読書感想文コンクールの主催者が指定した本を読んで書くのが「課題図書」、自分で読みたい本を自由に選んで読書感想文を書くのが「自由図書」です。】
読書感想文を書く時の3つのポイント。
夏休みの宿題で「読書感想文」と検索するだけでズラっと本の題名がリストで並ぶので、どれを読んだらと思い悩むでしょう。
課題図書を紹介する前に、読書感想文を書くなら抑えていて欲しいポイントを3つ書き出してみました。(参考程度で読んでみてください)
*ポイント①* 読みたい本を選ぶ
読書感想文を書く子どもが「これ!」と選んだ本が「これ!?」と思っても否定しないで「どうしてこの本を選んだか聞いてあげてください。」
読みたい本がない、分からない場合は、「書きやすい本」を選ぶ。
・主人公が成長していく話
・物語に入り込みやすい(想像)しやすい話
・ワクワク、ドキドキと次から次に展開していく話。などです。
*ポイント②* 本に付箋(ふせん)をする«借りてる本の場合、ふせんのシールが弱を使用する»
・作中、気になるところ
・泣けた、感動した
・主人公の行動や周囲のことなど
付箋メモ(□←四角タイプがいいです)上のポイント以外でも読書感想文を書く事をメモしておくとこのあとの作業がスムーズです。
または、子どもと一緒に「会話を挾みながら」読んでいる本の内容を聞いてあげるのも効果あります。その時に子どもが話してきてくれた事をメモするか覚えてあげていてください。(読書感想文を書く時にすごく助かるんです)
*ポイント③* 書く時は「題名(仮)」でいい
どんな感想を書くのか悩む前に題名に意外と手こずるんですよね(笑)
私はいつも(仮)タイトルとして「1番印象に残った事」を題名にしてます。感想文の構成は大まかに、
・はじまり [この本を選んだ理由や、理由がなければ本のあらすじを書く]
・自分の思った、感じた気持ちや疑問など自分の言葉で書く、
《例えると》走れメロスのメロスはなぜ走り続けたのだろうか?私なら…と言う風に感想文の中間にくるものは内容を深掘り、私見的な意見など入れるのもありだと思います。
・おわりに[この本を読んで、強く思ったことや主人公を自分と照らし合わせ、自分の考えやこれからしたい事などをまとめる]
流れで感想文を書くと大体途中で内容と題名が合わなくなるので(私の場合。)出来上がって読み返して題名を決めちゃったりもあります。
低学年(1、2年生)課題図書
《主人公は にしやんといがらしくん。にしやんが元気なくてその理由がにしやんの犬のごんすけが死んじゃいそうなのを知って…最初はにしやんの気持ちが分からない いがらしくんだけど…》
《読んでいて入り込みやすい本でした。待っている間はすごく長いのに、あっという間に過ぎちゃう時間もあって、どうなの?同じ5分なの?》
他に低学年は課題図書が2つあります。
読んだ本は私なりの感想を《》内に書いてます。
「おれ、よびだしになる」
文:中川ひろたか 絵:石川えりこ
出版社:アリス館
「タヌキのきょうしつ」
作:山下 明生 絵:長谷川 義史
出版社:あかね書房
中学年(3、4年生) 課題図書
「ポリぶくろ、1まい、すてた」
作:ミランダ・ポール 絵:エリザベス・ズーノン出版社:さ・え・ら書房
《人間が捨てたポリぶくろをヤギが食べて死んじゃう、この問題を笑いものにする人がいる中でも協力してゴミ問題に立ち向かうアフリカ ガンビア共和国の村であった実話です。》
中学年となると、本の内容も色んな工夫がされていて「考える」ことも「感じる」ことも増えてきてるなぁ。と読んでいて思いました。
「北極と南極へぇ~くらべてわかる地球のこと」著:中山 由美 絵:秋草 愛
出版社:学研
「ねこと王さま」
作:ニック・シャラット 訳:市田 泉
出版社:徳間書店
「青いあいつがやってきた!?」
作:松井 ラフ 絵:大野 八生
出版社:文研出版
高学年(5、6年生)課題図書
「飛ぶための百歩」
作:ジュゼッペ・フェスタ 訳:杉本 あり
出版社:岩崎書店
《目の見えない少年と実際に出会った事で書かれた話》
「月と珊瑚」
著:上條 さなえ 出版社:講談社《主人公、珊瑚の日記によって沖縄の様子、悲しい歴史を知ってなぜ米軍と共に生活するのかなど現状から成長する様子など素直な気持ちで語られている。》
「風をきって走りたい!夢をかなえるバリヤフリー自転車」
著:高橋 うらら 写真:高橋うらら 片野田 斉
出版社:金の星社
「ヒロシマ 消えたかぞく」
著:指田 和 出版社:ポプラ社
まとめ:読書って大事。
「読書が苦手」って人は割と多いと思います。近頃では電子書籍もありますが活字を見ただけで本を閉じたくなる(笑)なんて聞きます。
文部科学省「子どもの読書活動推進ホームページ」にて、
1 子どもの読書活動の重要性
○ 読書活動は子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。
と、記されてます。大人になって私は色々な場面で「本を読んでいて良かった」と思うことがあります。子どもたちに話す時にも、読んでいた本の内容を思い出して「伝わる」ように話せたり。
ファンタジーな話ならその世界を自分でイメージしてどっぷり浸かったりなんて(笑)読書の世界だからこそ出来る事かもしれないです。
子どもたちが読書感想文を書いてる側で、大人の私たちも読書してみたら新しい発見があるんじゃないでしょうか。その事で子供と話したりしてコミュニケーションが自然に取れていくと思います。子どもは自分の話を聞いて貰いたいけど、お父さん、お母さんの話を聞くのも大好きなんですよ。「本」がそのお役に立てたなら本好きな私はすごく嬉しいです。