こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
暑い日が続いていますね。みなさん、体調を崩されていないでしょうか?
今の時期から気をつけたいことのひとつに食中毒があります。
ですが、適切な知識と対策があれば、そのリスクを大幅に減らすことができます。
今回は、食中毒の予防と対策、それぞれの菌による症状の違い、発症までの時間、そして食中毒になってしまった時にすべきことについてご紹介したいと思います。
食中毒の予防と対策
食中毒の予防は、食材の選び方から始まります。食材を選び、調理する際には、以下の原則とポイントを守ることが重要です。
1. 細菌をつけない
- 調理前は必ず手を洗い、食材を触る前に手を洗いましょう。
- 肉や魚を触った包丁やまな板は、他の食材と共用しないようにしましょう。
- 調理後は、使用した器具をすぐに洗いましょう。
2. 細菌を増やさない
- 食材は新鮮なものを使用し、調理後はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
- 調理済みの食品は、食べる直前に温めましょう。
- 食品を常温に長時間放置しないようにしましょう。
3. 細菌をやっつける
- 肉や魚は十分に加熱しましょう。
- 卵は、白身と黄身が固まるまで十分に加熱しましょう。
- 温かい料理は、75℃以上で1分以上加熱しましょう。
代表的な食中毒菌とその症状
食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。それぞれの菌によって症状は異なります。
食中毒菌と 主な症状
- 腸管出血性大腸菌 (O157など) :腹痛、水のような下痢、血便
- カンピロバクター:吐き気、腹痛、下痢、発熱
- サルモネラ属菌:腹痛、下痢、発熱
- セレウス菌:嘔吐型と下痢型の2種類がある
- ノロウイルス:嘔吐、下痢、腹痛
発症までの時間
食中毒の症状が見られるようになるまでの時間は、原因となる食中毒菌等により異なります。
短いものでは食品を食べた直後、長いものでは1週間以上経ってから症状があらわれることがあります。
食中毒になってしまった時の対処法
食中毒になってしまった場合、以下の対処法をお勧めします。
1. 水分補給
下痢や嘔吐により体内の水分が失われるため、こまめに水分補給を行いましょう。
2. 休息
体力を回復させるために、十分な休息をとることが重要です。
3. 医療機関への相談
症状が重い場合や改善しない場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。
お弁当の食中毒予防に役立ちそうなアイテムや食材
お弁当の食中毒予防には、食材選びから調理方法、そして持ち運び方まで、様々なポイントがあります。
◆ おすすめアイテム
- 抗菌・保冷効果のあるランチバッグ: お弁当箱の温度上昇を抑え、食中毒菌の繁殖を抑制します。保冷剤と併用することで、より効果が期待できます。
- シリコン製のおかずカップ: 繰り返し使用でき、洗いやすく、食洗機にも対応しているものが多いです。お弁当箱の隙間を埋めることで、おかず同士が触れ合うのを防ぎ、傷みやすさを軽減できます。
- 使い捨てのおかずカップ: 洗い物が必要なく、衛生的に使用できます。
- 保冷剤: お弁当箱を冷やすだけでなく、食材の傷みも防ぎます。種類や大きさも様々なので、お弁当箱に合ったものを選びましょう。
◆おすすめ食材
- 抗菌効果のある食材: 梅干し、大葉、生姜などの食材は、抗菌効果があるとされています。お弁当に入れることで、食中毒菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
- 水分が少ない食材: 水分が多い食材は傷みやすいので、お弁当には水分が少ない食材を選ぶようにしましょう。
- 酢の入った料理: 酢には抗菌効果があるので、酢の入った料理を入れるのもおすすめです。
まとめ
食中毒は、誰にでも起こり得る問題です。
ですが、適切な予防と対策を行うことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。
食材の取り扱いから調理方法、そして食事の摂り方まで、日々の生活の中で意識することで、食中毒から自分自身と家族を守ることができます。
この記事が皆様の健康維持に役立つことを願っています。
さらに詳しく知りたい方へ
厚生労働省「食中毒」: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
国立感染症研究所「食中毒」: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/saikin.html