こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
今年もとうとう残りひと月となりましたね。年末に向け、みなさん何かと忙しくお過ごしかと思います。
体調管理に気をつけ、元気に年始を迎えたいですね。
さて!
冬は空気が乾燥しているため、体が水分不足になりやすい季節です。
お肌の乾燥はすぐに気づくことができますが、体の水分不足はなかなか気づきにくいものです。
そこで、今回は冬場の水分補給の重要性についてお話ししようと思います。
1日の水分摂取量とその重要性
水分摂取は、私たちの健康にとって非常に重要です。
大人の体の約60%は水で構成されており、水は生命を維持するために不可欠であり、十分に摂取できていないとさまざまな健康障害を引き起こす可能性があります。
水は栄養素を吸収しやすいように分解し代謝するための「物質の溶解」、栄養素を全身に届けたり老廃物を排泄したりする「物質の運搬」、体温を一定に保つ「体温調節」の三つのはたらきがあります。
一般的に成人男性は1日に約2リットル、成人女性は約1.6リットルの水分を摂取することが推奨されています。ですが、これはあくまで目安であり、運動量や体調により変動します。
冬でも水分補給は大切!
冬場の水分補給は、健康維持や風邪予防にとても重要です。寒い時期でも体が必要とする水分を積極的に摂り入れて、健康的な生活を続けたいですね。
以下に、冬場の水分補給の重要性とその詳細について説明します。
脱水症状の予防:冬場は空気が乾燥しやすく、皮膚や粘膜などから水分が蒸発し、気づかないうちに体内の水分が失われていきます。予防のためにもこまめに水分補給することが大切です。
風邪予防:風邪を予防するには十分な睡眠も欠かせませんが、水分補給も重要です。水分補給により喉や鼻の粘膜を潤すことでウイルスの侵入を未然に防ぎ、風邪を予防する効果も期待できます。
脳卒中や心筋梗塞の予防:水分が不足すると、血液の粘度が高まり、血液の流れが悪くなります。これにより、脳卒中や心筋梗塞といった病気のリスクが高まる可能性があります。
冬場は肌や喉などの粘膜の乾燥が進みやすいので、しっかりと水分補給を心がけましょう。
隠れ脱水とその危険性
「隠れ脱水」とは、本人が気付かないうちに体内の水分が奪われることを指します。これは脱水症状の一歩手前の状態で、そのまま放っておくと脱水症状に陥る危険性もあります。
冬場は特に注意が必要です。なぜなら、冬は湿度が低いため乾燥しやすく、さらに室内では暖房をつけているため、余計に空気の乾燥が進みます。
実際、冬場の室内は、屋外より10~20%も湿度が低下するといわれています。
また、冬は汗をかく機会が少なく、マスク着用などでさらに喉の渇きを感じにくくなるため、水分摂取量が少なくなります。
知らず知らずのうちに皮膚や呼気から水分が蒸発し、1日に約1リットルもの水分が体内から失われてしまいます。
隠れ脱水の主な症状
・口の中に渇きを感じる
・口の中が粘つく
・唾液を飲み込みにくいことがある
・皮膚が乾燥し、ツヤがない
・食欲が沸かない
・便秘になりやすい
・体のだるさを感じる
・日中から眠気を感じる
これらの症状に加えて、頭痛・集中力不足・筋肉痛・こむら返り・胃もたれなども、隠れ脱水が原因かもしれません。
空気が乾燥していることも、冬場に隠れ脱水が起こりやすい要因です。加湿器を使って、部屋の湿度を40~60%に調整してみてくださいね。
冬場におすすめの飲み物
冬場の水分補給は、暖かい飲み物がおすすめです。
白湯(さゆ):寒い冬には、冷たい水を飲みにくいといえます。そのため、水分補給では温めた水である「白湯(さゆ)」を摂るのがおすすめです。
しょうが湯:体が冷えているときにはしょうが湯などを飲むと、体が温まります。
わざわざ、生のしょうがをすりおろすのは面倒!な場合は、チューブタイプのすりおろししょうがを使うと簡単に作ることができますよ。
ココア:ココアはショウガと同じくらい冷え症を改善してくれると言われています。ココアに含まれるテオブロミンという成分が、血管を拡張して血液循環をよくしてくれ、体温が持続し長い間体を温めてくれる効果があるようです。
ユズ茶:ユズ茶にはビタミンCも多く含まれ、風邪やインフルエンザ予防にもなります。ユズの皮に含まれているリモネンやヘスペリジンには血行をよくする作用もあるので、冷え症対策にもおすすめです。
ハーブティー:温かいハーブティーや白湯などを飲むのがおススメです。ハーブティーは、胃腸に優しく、体を温めてくれます。さらに温かい飲み物を飲むと、自律神経の一つである副交感神経が優位になるため、リラックスすることができます。
おすすめのハーブティー
・カモミール:特有の甘い香りがあり、リンゴに例えられます。ほんのり感じる甘みに加え、ハーブティーらしい苦みと渋みを感じられます。
・ルイボス:苦みの成分「タンニン」の含有量が少なく、ハーブティー特有の苦みや渋みが少ないのが魅力です。
・ローズヒップ:酸味と柔らかい口当たりが特徴的なハーブです。
・ラベンダー:薄茶色の見た目で、甘さ控えめなのが特徴です。
・アップルミント:爽やかな香りと味が特徴で、リラックス効果があります。
・ローズマリー:抗酸化作用があり、リラックス効果や記憶力向上に役立つとされています。
・スペアミント:爽やかな香りと味が特徴で、リラックス効果があります。
・レモンバーム:リラックス効果があり、不眠症やストレスに効果的とされています。
ハーブティーを摂取する前に、医療専門家に相談することをおすすめします(妊娠中の方は特定のハーブを避けることが推奨されています)
具体的な情報が必要な場合は、医療専門家にご相談ください。
まとめ
冬場の水分補給の重要性についてご紹介しました。
冬でも体は水分を必要としています。健康維持のためにも、日々の水分補給は欠かせません。
水分補給、皆さんも意識してみてくださいね。