公開日: 2023年4月11日

お野菜のおいしさを感じられる調理法「重ね煮」

下川優子下川優子
  • シェア
  • twitter

こんにちは、やまとーヤクルト岩国エリアの下川です。

先日、友達に誘われて初めて料理教室なるものに行ってきました。

そこで習った調理方法がとっても簡単で、調味料なしでも野菜そのもののおいしさが感じられたので、今回ご紹介したいと思います。

素材の味を活かす重ね煮料理

その調理方法はずばり「重ね煮」です。
聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

重ね煮とは、東洋の自然観でもある「陰陽」の考え方から確立された料理のことです。
その名の通り、お鍋に食材を重ねて煮るシンプルな調理法ですが、食材を重ねていく順番がポイントです。

東洋の考え方では、すべての食材に対して「陰」と「陽」が決められています。

重ね煮では上に伸びていく力を持つ

  • 「陰性」の食材を下
  • 下に伸びていく「陽性」の食材が上

にくるように重ねていきます。

 

食材の「陰」と「陽」とは

では、「陰性の食材」「陽性の食材」には、それぞれどんなものがあるのでしょうか。

陰性の食品

陰性の食材には次のような特徴があります。

  • 身体を冷やすもの
  • 水気が多いもの
  • 暑い地域でとれるもの
  • やわらかくて大きいもの
  • 上へ伸びていく力を持つもの

キノコ類や夏野菜、葉物野菜が該当します。

陽性の食材

陽性の食材には次のような特徴があります。

  • 身体を温めるもの
  • 水気が少ないもの
  • 寒い地域でとれるもの
  • かたくて小さいもの
  • 下へ伸びていく力を持つもの

根菜類 や いも類 が該当します。

 

重ね煮の順番

重ね煮は陰性の食材を下に、陽性の食材を上に重ねて調理します。
ポイントとなる重ねる順番は次の通りです。

(上)

  • 肉・魚介類
  • 根菜類
  • いも類
  • 葉物類
  • 果菜類
  • 海藻類
  • キノコ類

(下)

一番下には塩を少々入れます。
あとは全体の半分くらいの昆布だしを入れて火にかけ、沸騰したら火を弱めて30~1時間煮込むだけでおいしいスープが出来上がります。

具材はその時旬のものを入れるといいですよ!

シンプルお味噌汁レシピ

先日の料理教室で、重ね煮で作るお味噌汁のレシピを教えてもらいました。

(上)

  • お味噌(大さじ2を均等に広げる)
  • 人参(千切り70g)
  • 玉ねぎ(回し切り200g)
  • 椎茸(薄切り100g)

(下)

上記のように材料を重ねて、昆布のだし汁を具材の半分まで入れて蓋をして中火にかけます。
ぐつぐつしてきたら弱火にして、いい香りがしてきたらだし汁を追加して味を調えれば完成です。

 

まとめ

重ねる順番さえ覚えれば簡単にスープやお味噌汁、カレーやシチューにも応用できる重ね煮。

じっくりコトコト煮込んで、旬の食材の素材そのものの味を堪能してみませんか?

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
下川優子

下川優子

2022年4月入社。
山口市から岩国市への転居を機に入社しました。
初めての土地、初めての仕事に右往左往しながら毎日奮闘中です。
ドライブとスポーツ観戦が好きで、よくあちこち出向いています。
みなさんの生活に何かひとつでも役立つことをお届けできるように頑張ります。

月別アーカイブ